アワーデットシェフ（1998年生、母ハイエストエスティメイト）

アワーデットシェフ（1998年4月15日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時6歳）と交配したハイエストエスティメイトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人によって2,835万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

5月6日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（2002年）

3月9日、約10か月の休み明けで迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

7月27日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-5（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のルルドに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、スカイチェリーにクビ差交わされて2着となった。

11月23日、中2週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサムソンハッピーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月15日、中2週で迎えた8戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5歳（2003年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サウンドステージに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シンボリブラフにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、メイショウペリンゲに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

6月28日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

6歳（2004年）

4月4日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

4月17日、中1週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。