ロッセーラ（2012年生、母ニットウシュリリー）

ロッセーラ（2012年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のワイルドワンダー（当時10歳）と交配したニットウシュリリーが15歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田忠幸。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十三。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月22日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

12月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

3歳（2015年）

5月9日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月4日、中7週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のミエルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴァーサスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月31日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、広げよう感動!希望郷いわて国体（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のクリエイトアゲンに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスカイトップに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、トキメキの春賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月5日、中9週で迎えた15戦目は、いわて山形村短角牛賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、ニュートレジャー賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。