カルストンスペクト（2000年生、母カルストンパゴパゴ）

カルストンスペクト（2000年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダミスター（当時18歳）と交配したカルストンパゴパゴが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別福田ファーム。戦績は、中央平地14戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月9日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

7月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユウトウショウをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた10戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（2005年）

4月10日、約17か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアキノロマンスに3馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

5月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。