コヅル（2005年生、母プレシャスキャット）

コヅル（2005年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小鶴」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したプレシャスキャットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地16戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ホースバンクから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月22日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、最後はアラマサロビンソンと並んで5着同着となった。

12月15日、中9週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のハナヤッコを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

1月27日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

8月9日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインアトラスに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月4日、連闘で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4歳（2009年）

2月15日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

6月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

8月16日、中7週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

9月26日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

12月20日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。