ゼロチョウサン（2007年生、母タップエース）

ゼロチョウサン（2007年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「零＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時13歳）と交配したタップエースが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月5日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月10日、中9週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5月1日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のリヴィアローズに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月29日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

12月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4歳（2011年）

1月29日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月10日、中9週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したシャイニーブレーヴに3/4馬身届かず2着となった。

6月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロオードリーを鮮烈な末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

8月6日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露したが、4着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた23戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の紫竹山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

5歳（2012年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルマフローラにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月19日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったナンデヤネンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。