フクノコニャック（2012年生、母レーシングホステス）

フクノコニャック（2012年3月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋フランスの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時9歳）と交配したレーシングホステスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の4歳C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって315万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月10日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

3歳（2015年）

1月5日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

2月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

4月11日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5月23日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月23日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のカーネリアンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

9月8日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の光速賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2016年）

1月7日、中4週で迎えた13戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミラクルツッキーに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月7日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。