タヤスダッシュ（1996年生、母パワーダッシュ）

Tayasu Dash

1996.05.10

タヤスダッシュ（1996年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時16歳）と交配したパワーダッシュが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

7月10日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフーゲツをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月18日、中1週で迎えた4戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

10月30日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず最後はエイシンリンデンと並んで8着同着となった。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスピーディドゥをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

12月5日、連闘で迎えた8戦目は、D.ブラッドレー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’99ゴールデン サドル トロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったホーマンライブリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月8日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、柏崎特別（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月3日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2001年）

1月7日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のスクリプトに3馬身半の差をつけて制した。

1月27日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大和特別（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（9戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイエムサンデーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（10戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウエイトルースを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

3月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（11戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

3月18日、連闘で迎えた22戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のグランデュックをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月8日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の神鍋特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高田潤騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

6歳（2002年）

1月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（13戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（14戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

4月21日、中5週で迎えた28戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。