インファイター（2021年生、母インヘリットデール）

インファイター（2021年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「接近戦を得意とするボクサー」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したインヘリットデールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月15日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエルサビオにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月4日、中2週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キープカルムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったジャスティンアースに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

1月13日、中6週で迎えた4戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブロッケンボウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月17日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.A.ルメートル騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのあずさ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサブマリーナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2024年5月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。