パシコルビー（1988年生、母クインパシフィック）

Pacico Ruby

1988.04.27

パシコルビー（1988年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時13歳）と交配したクインパシフィックが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のヤエガキヒメに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

7月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。