ホリノベッカー（1986年生、母イエローブイリボン）

ホリノベッカー（1986年6月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタケシバオー（当時21歳）と交配したイエローブイリボンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方9戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上B2。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

7月8日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったサファイアブルーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた6戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月8日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた10戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月27日、中1週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイチバンダツシユに3/4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月4日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原正和騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったラブリードーターから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月11日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原正和騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったコダマオーから2馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、中4週で迎えた15戦目は、5歳以上B2 C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原正和騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラブリードーターから半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、九日俊光騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原正和騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったレセプションから1馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のプラムボーイに半馬身の差をつけて優勝

7月15日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ルビー特設（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原正和騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。