ウォータービルド（2014年生、母ウォーターエナン）

ウォータービルド（2014年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大きなものをつくる」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したウォーターエナンが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は伏木田牧場。主な勝ち鞍は2017年の英彦山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグランドボヌールを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2017年）

8月19日、約9か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサウンドパラダイスを半馬身振り切って休み明け初戦をモノにした。

9月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上1000万下の能勢特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6歳（2020年）

1月18日、約27か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

3月8日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマニンマヒアを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

4月25日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、パンコミードにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月31日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの與杼特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月5日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥取特別（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド阪神2戦（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。