ポートウエスト（1988年生、母ウエストマーチン）

ポートウエスト（1988年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時9歳）と交配したウエストマーチンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月7日、デビュー戦は佐伯清久騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したラシアンパーティを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

10月13日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のナリタエースを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（4戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったダイソウリュウにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンオスカーに3馬身の差をつけて優勝

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（9戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（10戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた17戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクカダンディに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月5日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月5日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた21戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったメモリーベンチャーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。