オムニプレゼンス（2017年生、母ヴァレリカ）

オムニプレゼンス（2017年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「遍在」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したヴァレリカが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。戦績は、中央平地3戦1勝。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月6日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

9月16日、中9週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のソスピタをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

10月26日、中5週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの菜の花賞（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

5月23日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

12月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの立志賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

2021年1月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。