ウィンゲイル（2010年生、母リンデンルレーブ）

ウィンゲイル（2010年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利の風」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時8歳）と交配したリンデンルレーブが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）福田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のフレッシュスター特別。

経歴

デビュー前

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

6月15日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は445kg。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ドリームキングダムにクビ差交わされて2着となった。

7月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジバーニングを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のハードクラップを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月11日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた5戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

3歳（2013年）

1月1日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の初夢特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

1月16日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの新投票所グランドオープン奥村組賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、烈風賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月14日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた17戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、鴻巣市観光協会賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月21日、中3週で迎えた22戦目は、ゆうパークおごせ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた23戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は本田紀忠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた24戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月20日、中4週で迎えた25戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた26戦目は、あやめ賞（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月30日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた28戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた29戦目は、俊足賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた30戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた31戦目は、銀河特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

10月14日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた33戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、神楽月特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。