ラインハルト（2003年生、母クリノシーホープ）

ラインハルト（2003年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雄鹿」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時6歳）と交配したクリノシーホープが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の金沢競馬売店組合冨田売店杯(B6)。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月17日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月10日、中8週で迎えた3戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

3月5日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤聖也騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（5戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月12日、中6週で馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた10戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランドヴィーナスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B7（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦の金沢競馬売店組合冨田売店杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグレースアローを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月15日、連闘で迎えた13戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウインドサーベルに交わされて4馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアイキョウムゲン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、ソナー企画杯・城ちゃん記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で前野幸一騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-7（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で前野幸一騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-6（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で前野幸一騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で前野幸一騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2007年）

4月28日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。