スリースキム（1999年生、母ブレイベストスキム）

スリースキム（1999年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時7歳）と交配したブレイベストスキムが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回、地方3戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

8月3日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦のハマナス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウディバードソングから2馬身差の2着となった。

9月17日、連闘で迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の秋桜特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノゲッタウェイからハナ差の2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、2着となった。

10月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のマーベラスステップに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したコンゴウピリカを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンゴウピリカを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

4歳（2003年）

9月13日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2004年）

5月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた12戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。