スプリングベルン（2003年生、母スプリングサミット）

スプリングベルン（2003年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋スイスの首都名」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時10歳）と交配したスプリングサミットが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三宅牧場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月18日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデアリングワールドを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月2日、中3週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

4歳（2007年）

3月3日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。