コスモウェンブリー（2000年生、母ダイナアレッジ）

コスモウェンブリー（2000年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋サッカーの聖地と呼ばれるスタジアム」。毛色は鹿毛。種牡馬のオフサイドトラップ（当時9歳）と交配したダイナアレッジが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）船越牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回、地方10戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、船越牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって378万円で落札された。

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月15日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた3戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったセイユウポリシーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマーベラスボーイに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたロケットブースター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のミヤビペルセウスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月3日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた12戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、浜坂町麒麟獅子特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウソを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラジュピターを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウソを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、三日月特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた17戦目は、福崎サルビア特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上A1-2（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は尾林幸二騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマキシムロッキーを半馬身振り切って2勝目をマークした。

9月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上A1（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸二騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のビゼンカミカゼをハナ差振り切って3勝目を収める

10月11日、中3週で迎えた20戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で尾林幸二騎手（6戦2勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダテノバサラを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

11月4日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上（園田ダート1870m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で尾林幸二騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。