アドマイヤラック（1996年生、母インターファンシー）

アドマイヤラック（1996年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時10歳）と交配したインターファンシーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地15戦2勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって850.5万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月16日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンライズダイヤに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のからまつ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつわぶき賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3歳（1999年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のビッグホープを3/4馬身振り切って2勝目を収める

3月27日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンのホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

11月20日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4歳（2000年）

1月22日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月22日、約8か月半の休み明けで迎えた16戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、エフエムラジオ新潟特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、菅名岳特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、粟ケ岳特別（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2001年）

4月1日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。12着に敗れた。