グレイグアン（2022年生、母グレイスアン）

グレイグアン（2022年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+冠名。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時16歳）と交配したグレイスアンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2025年のエバーリッジ下期キックオフ記念杯(B3)。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月31日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

11月10日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

3歳（2025年）

2月15日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月23日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長浜鴻緒騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4月27日、中8週で迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた7戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったベイストラトラに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のエバーリッジ下期キックオフ記念杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンムスメに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の将棋アイドルたんぽぽ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフェアリオンアイスを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

11月7日、中4週で迎えた11戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、馬い!山武野菜たがやす倶楽部（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。