フルールドネージュ（2017年生、母クインネージュ）

フルールドネージュ（2017年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「雪の花(仏)。母名より連想。競馬場で咲き誇る一輪の花になると願い」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したクインネージュが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,280万円（3.2万×400口）で一口馬主が募集された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月29日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月9日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったバトーデュシエルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のマタギをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月24日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月17日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

5月15日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、セントクリーガーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウモルサをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

9月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5歳（2022年）

1月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月28日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、アシタバに交わされて2馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの恵那特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

8月20日、中9週で迎えた16戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、クロデメニルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月27日、連闘で迎えた17戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2023年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

2023年3月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。