プライムチャーム（2019年生、母ツルマルローズ）

プライムチャーム（2019年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの種類。花言葉は『素晴らしい魅力』」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時9歳）と交配したツルマルローズが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。主な勝ち鞍は2023年の一般C3二三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富沢萩沢俊雄牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、CHEVALATTACHEによって1,650万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月5日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

9月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた5戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4歳（2023年）

3月16日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマゼに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月23日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、馬い!熊本菊池ニンニク発売記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

7月23日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ブライトオーシャンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったハーモニーホクトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったエドノストリートに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月17日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた15戦目は、地鶏の最高傑作「奥久慈しゃも」賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4月5日、中3週で迎えた17戦目は、シナモン賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウリリアムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月13日、連闘で迎えた18戦目は、牡羊座特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコビナイフォンテンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた19戦目は、バラエティー豊かな特別観覧席はじめました（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。