アウトオブザブルー（2018年生、母スカーレットリング）

アウトオブザブルー（2018年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青天の霹靂。予想だにしない活躍を期待して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時10歳）と交配したスカーレットリングが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山口功一郎によって5,616万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月24日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月27日、中8週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2021年）

2月13日、中6週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4月3日、中6週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月25日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したソウヤミサキを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月23日、中1週で迎えた8戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた10戦目は、日高町「ひだか樹魂祭り」賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、リーガルチェックに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中4週で迎えた11戦目は、北海道日高管内商工会連合会賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ハッピールーラに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、とねっこ館でエクササイズ賞（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C32 C41（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、最後までおトク!楽天競馬特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月23日、中6週で迎えた16戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた17戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、船橋Jockeys Festival 10th（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルフレシャンスにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月31日、中2週で迎えた18戦目は、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、バレンタインデー賞（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、伸びてきたヴィヤンシーコ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2022年3月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。