グリーンコマンドー（1991年生、母Spanked）

Green Commando

1991.02.16

グリーンコマンドー（1991年2月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のGreen Dancer（当時19歳）と交配したSpankedが21歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年のひめさゆり賞(500万下)。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

2月27日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクカダイパレードに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月1日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチェリールイに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月11日、中3週で迎えた5戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

4歳（1995年）

9月9日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月8日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったベンチャーキングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。