ヨシノファルコン（2015年生、母ブリイジースズカ）

ヨシノファルコン（2015年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋はやぶさ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のビービーガルダン（当時11歳）と交配したブリイジースズカが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。2017年の天山賞(地方重賞)に勝利した他、2017年のウィナーズチャレンジ4を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若林順一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、若林順一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、中村吉隆によって140.4万円で落札された。5歳のとき、トド岩高原銀河農場物語から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

5月10日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のスターギアに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリコーデリンジャーを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

8月17日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンのクロフネ・プレミアム（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ショコラパフェに交わされて2馬身差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた8戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の天山賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエスワンノホシに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

12月16日、中3週で迎えた9戦目は、2歳戦のアルデバラン特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月14日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳戦のアークトゥルス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた13戦目は、桔梗特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、カスミソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた15戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ネイチャーキングに3/4馬身交わされて2着となった。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、小樽がらす市特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた17戦目は、えりもの灯台まつり特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた18戦目は、サザンクロス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のブルーフォースに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月27日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、様似町アポイ山荘特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、北海道えぞまつ特別2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

10月25日、中1週で迎えた21戦目は、三石産米トキノミノル特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、カトレア特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4歳（2019年）

4月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、水芭蕉特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた24戦目は、サッポロ麦とホップ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた25戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、たきかわ菜の花まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

5月30日、中1週で迎えた26戦目は、北海道厩務員会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

8月6日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、「平取すずらん」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた28戦目は、JA共済ホール特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。