フェデラルホール（2009年生、母オーバーザウォール）

フェデラルホール（2009年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ウォール街にある旧議事堂」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時15歳）と交配したオーバーザウォールが16歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年のレジェンドトレーナーズカップ(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月22日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3歳（2012年）

3月4日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエックスマークにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモプランタンに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のディサイファを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタイセイグルーヴィを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

10月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4歳（2013年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月13日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったエーシングングンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月19日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスーサングレートにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月30日、中5週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5歳（2014年）

3月2日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月1日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノボレロを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたタイセイドリーム決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月27日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の悠久山特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のレジェンドトレーナーズカップ（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のラングレーをアタマ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

12月14日、中8週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2015年）

2月1日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた24戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。