ビレッジカリビアン（2012年生、母アガーテ）
Village Caribbean
2012.03.01
ビレッジカリビアン（2012年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カリブの」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時12歳）と交配したアガーテが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦8勝2着4回。2015年のロータスクラウン賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、上山牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,312.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、村山輝雄によって885.6万円で落札された。
高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2014年）
7月26日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。
8月16日、中2週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。
11月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。
11月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
12月13日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。
3歳（2015年）
2月22日、中9週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。
5月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。
6月14日、中4週で迎えた8戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のスーパーソニックに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
7月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハニーズダンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
7月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリョウマオブローに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
8月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカンタベリーバロンに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
8月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の佐賀城特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスロンリーハーツに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
9月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルジャストに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
10月3日、中1週で迎えた14戦目は、長崎街道佐賀宿特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦5勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロードデュークに詰め切れず、1馬身差の2着となった。
10月18日、中1週で迎えた15戦目は、オクトーバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（7戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイーグルターゲットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を掴み取った。
4歳（2016年）
5月14日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中純騎手（8戦6勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。
5月28日、中1週で迎えた17戦目は、ジェイド特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田中純騎手（9戦6勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。
6月12日、中1週で迎えた18戦目は、長崎街道内野宿特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で田中純騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカシノリデルを半馬身捉え切れず2着となった。
6月26日、中1週で迎えた19戦目は、ムーンストーン特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で田中純騎手（11戦6勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シゲルナマハゲに交わされて1馬身差の2着となった。
7月9日、中1週で迎えた20戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で田中純騎手（12戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマカツティラノに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
7月24日、中1週で迎えた21戦目は、ジュライ特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中純騎手（13戦7勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブレシアを3/4馬身差し切って8勝目を掴み取った。
8月14日、中2週で迎えた22戦目は、ユリカモメ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中純騎手（14戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。
8月27日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の御船山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で田中純騎手（15戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。