ベニイモン（2012年生、母エンディアメント）

ベニイモン（2012年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「紅＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時11歳）と交配したエンディアメントが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦4勝。主な勝ち鞍は2017年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月17日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3歳（2015年）

7月5日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトウカイストラーダに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5歳（2017年）

3月7日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のナンセイサクラに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマツキチに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月25日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中野省吾騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のネオスピードに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。