タガノマカシヤ（2022年生、母タガノディーバ）

タガノマカシヤ（2022年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ありがとう(インドネシア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時9歳）と交配したタガノディーバが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木牧場。2024年のJBC2歳優駿(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村直也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月7日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月20日、中5週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロワゾブルーチヌに約18馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2025年）

1月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月23日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったヒルノハンブルクにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスのわらび賞（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のテーオーマルコーニを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

8月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの鳥取特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマイノワール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの蹴上特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ハナウマビーチにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョータルマエを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。