ヤマニンフューシヤ（1996年生、母ヤマニンプレスト）

Yamanin Fuchsia

1996.03.25

ヤマニンフューシヤ（1996年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時7歳）と交配したヤマニンプレストが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地23戦2勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

3月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファインスティーブに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のメジロビクトリアをクビ差振り切って制した。

6月19日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝1700m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4歳（2000年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

7月15日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の三春駒特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた16戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5歳（2001年）

11月10日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月17日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（9戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は増沢由貴子騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

6歳（2002年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、遠藤真吾騎手を鞍上に迎えて、はまゆり賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた25戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で遠藤真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。