ストロングガルム（2016年生、母エパティック）

ストロングガルム（2016年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北欧神話に登場する番犬」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したエパティックが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C3四五六。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

3歳（2019年）

3月10日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月3日、中9週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2019年8月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月8日、中3週で迎えた8戦目は、船橋市場の案内所市場カフェ賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた9戦目は、一般C3七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月14日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月15日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリュウノユタカに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったリュウノユタカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、ニユーエビス賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村裕基騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月17日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村裕基騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月3日、中1週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、寿老人賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

1月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドスプリンガーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

3月4日、中4週で迎えた21戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月22日、中6週で迎えた22戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハーレムノクターンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた23戦目は、さいたま推奨土産品賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた26戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2021年10月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。