タイカサブランカ（2000年生、母タイオラシオン）

タイカサブランカ（2000年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋モロッコの都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したタイオラシオンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月9日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダイイチボタンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月8日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したレンドフェリーチェを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るオスティエンセを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

11月29日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4歳（2004年）

5月23日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。