ヒルノハンブルク（2022年生、母グリントオブライト）

ヒルノハンブルク（2022年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ドイツの都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナダル（当時5歳）と交配したグリントオブライトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は目名共同トレーニングセンター。2025年のレパードステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

11月16日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のゼロスネークに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2025年）

1月18日、中8週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月12日、中8週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のタガノマカシヤに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月10日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着を確保した。

10月4日、中7週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のモックモックをアタマ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月16日、中5週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの天橋立ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。