マチカネコンニチワ（1984年生、母ミリーバード）

マチカネコンニチワ（1984年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時17歳）と交配したミリーバードが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

8月10日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

3歳（1987年）

2月15日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったキシュウスイフトをハナ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグネームを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセーバージェットを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の八甲田山特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

5歳（1989年）

4月20日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、十勝賞（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、山下信雄騎手を鞍上に迎えて、一般A（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、佐々木一夫騎手を鞍上に迎えて、阿寒特別（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、オホーツク特別（帯広ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木一夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた15戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、黒岳賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月28日、中9週で迎えた16戦目は、一般A（札幌(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた17戦目は、洞爺湖特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山下信雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた18戦目は、恵庭特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた19戦目は、無意根特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。