エイシンカンザス（1991年生、母Raja Lady）

Eishin Kansas

1991.02.08

エイシンカンザス（1991年2月8日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のTopsider（当時17歳）と交配したRaja Ladyが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の大和特別(900万下)。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

3月26日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトーワエクスプレスに5馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

4月9日、中1週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のラックオブキングに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下のあやめ賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したハギノウィナーにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、カクメイジに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1995年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスギノカチドキを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

2月11日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のボムをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

5歳（1996年）

1月27日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3月31日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。