トーセンギャラリー（2009年生、母サドラーズメイド）

トーセンギャラリー（2009年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋画廊」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したサドラーズメイドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の長良川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月4日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴァンガードに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月31日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のジュディソングに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月9日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月23日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のブラインドサイドに1馬身半の差をつけて優勝

4月20日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた13戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月29日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマルタカシクレノンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月19日、中2週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（6戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイドリームをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

5歳（2014年）

1月11日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月5日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（8戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた23戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた24戦目は、P.ブドー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた25戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた27戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

6月19日、中8週で迎えた28戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、麻綿原特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた29戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。