ニホンピロボーイ（1987年生、母スピードキヨフジ）

ニホンピロボーイ（1987年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したスピードキヨフジが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のスコールターバンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1990年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月1日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあやめ賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセフティシードルをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月22日、連闘で迎えた10戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の河原町特別（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

4歳（1991年）

1月20日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた13戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5歳（1992年）

3月28日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のワンダーレッスルを半馬身振り切って休養明け初戦をモノにした。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したアジサイトミオーに半馬身届かず2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた18戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ポールシッターに半馬身交わされて2着となった。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月13日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた23戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6歳（1993年）

5月22日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。