ナムラストーム（1989年生、母マーシャルワン）

ナムラストーム（1989年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリフアーズスペシヤル（当時9歳）と交配したマーシャルワンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の三面川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

12月8日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のチェリータケノオーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（1992年）

11月22日、約11か月半の休養明けで迎えた2戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

12月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（1993年）

2月7日、中5週で迎えた5戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったマチヤドリームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月25日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、タニノメッセージに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は北川和典騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ミスディファレンスに半馬身交わされて2着となった。

5月29日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルウイッシュに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月10日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宇多野特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のセンターグリーンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。