リンドペガサス（1985年生、母バードネーシヨン）

リンドペガサス（1985年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシーホーク（当時22歳）と交配したバードネーシヨンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

12月11日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

3歳（1988年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトーコーミラーをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のれんげ賞（東京芝2200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下の山藤賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月24日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ホープランサーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルルフトを半馬身振り切って2勝目を手にした。

4月2日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月14日、中5週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（11戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月9日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（12戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

5歳（1990年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた20戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月28日、中9週で迎えた21戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、マーチ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミアサヒに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、メイハンデ特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のセントラルアラシに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月31日、中3週で迎えた23戦目は、武蔵特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた24戦目は、ぎょしゃ座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた25戦目は、葵特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったソーブホマレから1馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中3週で迎えた26戦目は、ふみづき特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿本政男騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた27戦目は、しおさい特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿本政男騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた28戦目は、忘年特別（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柿本政男騎手（7戦2勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパージヨークから3/4馬身差の2着となった。

6歳（1991年）

2月19日、中8週で迎えた29戦目は、きさらぎ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿本政男騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月25日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシヨウブリーダーから1馬身半差の2着となった。

8月4日、中3週で迎えた32戦目は、珊瑚礁特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、師走特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。