ハナパック（2003年生、母ウインクアットデエンジャー）

ハナパック（2003年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「鼻パック」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時19歳）と交配したウインクアットデエンジャーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月9日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャラメルボックスを上がり3位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

4月23日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5月28日、中4週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたカイテキネオ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月18日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のアドマイヤレオンに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月27日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の安城特別（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月5日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のカマーバンドに4馬身の差をつけて制した。

4歳（2007年）

7月15日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

9月8日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

9月16日、連闘で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2008年）

10月25日、約13か月半の休養明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた14戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6歳（2009年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。