ステップアヘッド（1983年生、母フアインハツピモア）

ステップアヘッド（1983年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時10歳）と交配したフアインハツピモアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地21戦2勝2着3回、中央障害4戦1勝。1986年のカーネーションカップ(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柄崎義信厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月11日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。鞍上は的場均騎手。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

1月19日、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月1日、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったメジロチモンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は的場均騎手。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアルテミスに3馬身半の差をつけて勝利を物にした。

4月6日、4歳400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグアローを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を決めた。

4月27日、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月17日、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したメインディッシュにハナ差届かず2着となった。

6月8日、ハンデ戦で4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

9月6日、ハンデ戦で4歳以上900万下のながつき賞（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月28日、牝馬限定の4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月11日、4歳以上900万下の多摩川特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、4歳以上900万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場均騎手。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングフローリックを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、4歳以上900万下の神代特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4歳（1987年）

1月5日、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

1月31日、5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月1日、牝馬限定の5歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月28日、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月29日、4歳以上400万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月12日、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月20日、牝馬限定の4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月11日、4歳以上400万下の山中湖特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

12月11日、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は田中剛騎手。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月27日、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は星野忍騎手。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1988年）

1月9日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のチャーチルシンボリに2馬身半の差をつけて勝利を挙げた。

1月30日、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。