タイポシビリイ（2000年生、母タイマーメード）

タイポシビリイ（2000年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋可能性」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したタイマーメードが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方35戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月14日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

7月20日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るラブイズラッシュを猛烈な末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月1日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月30日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中4週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月15日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた13戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったブリリアントカップから半馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた16戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオータムカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた17戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハーベストカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のウイナーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月15日、中1週で迎えた19戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定3歳戦のエルフィン賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は西康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2004年）

1月4日、連闘で迎えた22戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、4歳A2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月5日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた27戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月6日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で須田英之騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月19日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で須田英之騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で須田英之騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で須田英之騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノローザロッサに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月23日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で須田英之騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のバンフレッシュに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月6日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で須田英之騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のジェーピーフライトをクビ差制して4勝目を獲得した。

9月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で須田英之騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた39戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月23日、中1週で迎えた40戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた41戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は須田英之騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた42戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、がんばる高知競馬激励特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた43戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、おそばもおもちも馬次第特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2005年）

1月10日、中0週で迎えた44戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般D E（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた45戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般D4（高知ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた46戦目は、一般D5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた47戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。