ハヤテノフクノスケ（2021年生、母サクラインスパイア）

ハヤテノフクノスケ（2021年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「疾風の如く+人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のウインバリアシオン（当時13歳）と交配したサクラインスパイアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者はワールドファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村直也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月5日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたミスタージーティー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンガチに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2024年）

1月14日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月9日、中7週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月4日、中7週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

8月4日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモレオナルドに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたソリダリティ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。