イルミナル（2017年生、母クルミナル）

イルミナル（2017年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「照らす（西）。ターフを照らす光をイメージして」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したクルミナルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月2日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したオーロアドーネを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたグレイトオーサー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

8月15日、中9週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったフェルマーテにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中7週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

2020年10月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。