コウユーロマン（1989年生、母クレインダンサー）

コウユーロマン（1989年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアンフイールド（当時10歳）と交配したクレインダンサーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ニシケンファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

8月10日、デビュー戦は北川和典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したストロベリーサイズを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた3戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したキーパワーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサカイヤレインボーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1992年）

3月7日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったスーパーアドマイアに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワンダーオースにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 小雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた14戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、逃げるメルシーマミーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。