シャンボール（2020年生、母キララチュール）

シャンボール（2020年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界遺産に登録されている1547年に建てられたフランスの城名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時10歳）と交配したキララチュールが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の仲冬特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高昭牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前田幸治によって2,420万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月16日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

12月11日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2023年）

1月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったアンバーホークに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月12日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月1日、中8週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月30日、中3週で迎えた11戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、仲冬特別（大井ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のミエノサンダーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2024年）

1月26日、中3週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、新助坂賞（大井ダート1650m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた15戦目は、日向坂賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スイングステートにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月7日、中2週で迎えた16戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた17戦目は、オフト京王閣賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、土器坂賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた19戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、汐見坂賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。