ブルーフレンドリー（1990年生、母ブルーディナー）

Blue Friendly

1990.06.05

ブルーフレンドリー（1990年6月5日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時12歳）と交配したブルーディナーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地19戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の木曽川特別(900万下 ハンデ)。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 19戦4勝 [4-1-4-10/19]
• 総賞金 国内: 5,765万円
• 生年月日: 1990年6月5日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: セン
• 毛色: 鹿毛
• 厩舎: 池江泰郎 栗東
• 馬主: 土井肇
• 生産者: （有）ヤマニンベン牧場
• 抹消情報: 中央抹消

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 1馬身3/4

ベストレース

• レース名: カシオペアステークス
• 日付/馬齢: 1994年10月22日/4歳
• コース: 阪神芝2000m 右
• 着順: 4着
• オッズ/人気: 4.6倍/3番人気
• 馬番/頭数: 4番/6頭
• 天候: 晴 19.9℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/極遅
• レースラップ: 平均=12.1/ラスト=12.2
• レースペース: 稍スロー
• 通過順位: 3-3-3-2
• 馬体重 増減: 478kg -8
• 出走間隔: 約3か月半の休養明け
• 騎手 斤量: 高橋康之 56.0kg

血統

概要

母のブルーディナーは中央1勝（京都芝[1600m]）。曾祖母のブルーレデイは中央平地31戦1勝2着3回。父のノーアテンシヨンは海外33戦6勝。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Fairway＝Pharos	7*7×6*7*7*7	5.46%
き	Bull Dog＝Sir Gallahad	7×6*7	3.12%
牡	Northern Dancer	4×3	18.75%
牡	Nasrullah	5×5	6.25%
牡	Nearco	6*6×5*6*6	9.37%
牡	Gainsborough	6×7	2.34%
牡	Blenheim	7×6*7*7	3.9%
牡	Blandford	7×7*7	2.34%
牡	Son-in-Law	7×7	1.56%
牡	Dark Ronald	7×7	1.56%
牡S	Athanasius	6*7	2.34%
牡S	Blue Larkspur	7*7	1.56%
牡S	Grand Parade	7*7	1.56%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Green Dancer 1972 （USA）		Nijinsky 1967 （CAN）	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
			Flaming Page	Bull Page
				Flaring Top
		Green Valley 1967 （FR）	Val de Loir	Vieux Manoir
				Vali
父 ノーアテンシヨン 1978 （FR）			Sly Pola	Spy Song
				Ampola
		Sovereign Path 1956 （GB）	Grey Sovereign	Nasrullah
				Kong
父の母 No No Nanette 1973 （FR）			Mountain Path	Bobsleigh
				Path of Peace
		Nuclea 1961 （GER）	Orsini	Ticino
				Oranien
			Nixe	Arjaman
				Nanon
母の父 ノーザンアンサー 1966 （CAN）		Northern Dancer 1961 （CAN）	Nearctic	Nearco
				Lady Angela
			Natalma	Native Dancer
				Almahmoud
		Windy Answer 1955 （CAN）	Windfields	Bunty Lawless
				Nandi
母 ブルーディナー 1983 （JPN）			Reply	Teddy Wrack
				Alaris
		フアバージ 1961 （FR）	Princely Gift	Nasrullah
				Blue Gem
母の母 ブルーテイスト 1973 （JPN）			Spring Offensive	Legend of France
				Batika
		ブルーレデイ 1965 （JPN）	ラヴアンダン	Verso
				Lavande
			ヤマヨシ	アドミラルバード
				ミスカレツス

血統分類

• サイアーライン: ニジンスキー系
• ファミリーナンバー: 1-j

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
1994/10/22 阪神	芝2000m 良 晴	カシオペアS OP	テイエムハリケーン 0.7	4 / 6	4枠 4番	高橋康之	56kg	4.6	3人	3-3-3-2	36.4 / 39.7	478	-8
1994/07/24 小倉	芝2000m 良 晴	九州スポーツ新聞杯 900万下	(ロイヤルフェロー) -0.1	1 / 8	5枠 5番	高橋康之	57.5kg	3.0	2人	3-3-5-3	35.6 / 35.5	486	+10
1994/06/25 中京	芝2500m 良 晴	木曽川特別 900万下	(ノンストップレディ) -0.2	1 / 11	2枠 2番	高橋康之	56kg	2.7	1人	3-3-5-5	36.4 / 38.1	476	+2
1994/06/11 阪神	芝2500m 良 晴	生田特別 900万下	ウエストディーン 0.1	2 / 10	7枠 7番	高橋康之	56kg	5.2	3人	2-2-2-1	36.6 / 36.4	474	-4
1994/05/29 阪神	芝2500m 良 晴	5歳以上500万下	(ナムラアルティマ) -0.3	1 / 14	3枠 4番	高橋康之	54kg	15.9	7人	1-1-1-1	36.2 / 38.0	478	+8
1994/05/01 阪神	ダ1200m 良 曇	5歳以上500万下	クリスタルベスト 2.2	11 / 16	3枠 5番	高橋康之	54kg	45.3	12人	13-13	38.4 / 37.4	470	-14
1993/09/18 函館	芝2000m 稍 小雨	竜飛崎特別 500万下	ロングワカタカ 0.8	5 / 8	4枠 4番	内田浩一	55kg	17.7	8人	4-4-6-7	37.2 / 37.5	484	+6
1993/09/11 函館	芝2000m 重 晴	4歳未勝利	(ビクトリータイガー) -0.1	1 / 10	5枠 5番	内田浩一	55kg	6.4	4人	6-5-3-3	39.3 / 37.2	478	+4
1993/08/28 函館	芝2000m 不 雨	4歳未勝利	ヒシフジタカ 0.2	3 / 8	3枠 3番	内田浩一	55kg	11.7	6人	4-4-5-3	40.1 / 36.9	474	0
1993/08/21 函館	ダ1700m 良 晴	4歳未勝利	エレガントブーケ 0.7	4 / 10	3枠 3番	内田浩一	55kg	5.3	4人	7-7-4-4	40.8 / 37.1	474	+2
1993/08/07 函館	ダ1700m 良 曇	4歳未勝利	クリノホウオウ 0.1	3 / 12	5枠 6番	内田浩一	55kg	8.4	4人	5-5-5-4	40.7 / 37.7	472	+8
1993/06/26 京都	芝2000m 重 曇	4歳未勝利	センターザイーグル 0.9	6 / 15	7枠 13番	内田浩一	55kg	15.5	7人	6-8-2-5	36.6 / 38.3	464	+4
1993/06/06 阪神	ダ1800m 良 曇	4歳未勝利	リッチハンター 0.7	4 / 10	7枠 7番	内田浩一	55kg	7.2	3人	2-2-2-2	40.7 / 37.7	460	-6
1993/05/23 阪神	ダ1800m 不 曇	4歳未勝利	シアトルドラゴン 1.2	3 / 9	8枠 8番	内田浩一	55kg	4.8	2人	3-2-2-2	39.6 / 38.7	466	-4
1993/05/09 京都	ダ1800m 良 晴	4歳未勝利	ファインフェロー 0.8	4 / 12	6枠 7番	内田浩一	55kg	7.4	3人	4-3-2-2	39.3 / 38.5	470	0
1993/04/17 阪神	ダ1400m 良 晴	4歳未勝利	バンブーグラシャス 1.3	7 / 16	7枠 13番	内田浩一	55kg	3.5	2人	3-3	/ 36.4	470	+4
1993/03/28 阪神	ダ1400m 稍 雨	4歳未勝利	エヌワイスリー 0.2	3 / 13	6枠 10番	内田浩一	55kg	12.7	4人	6-5	/ 36.0	466	-14
1992/12/26 阪神	芝1600m 良 晴	3歳新馬	タマモハイウェイ 1.7	9 / 16	2枠 3番	内田浩一	54kg	30.7	10人	8-9-9	/ 37.5	480	-16
1992/12/12 阪神	芝1600m 良 晴	3歳新馬	ベストダンシング 3.1	7 / 12	1枠 1番	内田浩一	54kg	23.3	6人	2-1-2	/ 37.5	496

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月12日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月26日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3歳（1993年）

3月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月17日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田浩一騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で内田浩一騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田浩一騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田浩一騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月28日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で内田浩一騎手（10戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で内田浩一騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビクトリータイガーを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月18日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で内田浩一騎手（12戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

4歳（1994年）

5月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナムラアルティマに1馬身3/4の差をつけて2勝目をゲットした。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ウエストディーンに半馬身交わされて2着となった。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋康之騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るノンストップレディを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で高橋康之騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロイヤルフェローをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、カシオペアステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋康之騎手（5戦3勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。