ヴォルカヌス（2011年生、母イフリータ）
Vulcanus
2011.04.09
ヴォルカヌス（2011年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ローマ神話の火の精霊。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したイフリータが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方24戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の金木犀特別(一般C1十 C2一 ハンデ)。
経歴
デビュー前
ユニオンオーナーズクラブにて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。
大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2013年）
6月29日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。
7月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。
7月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。
8月18日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。
3歳（2014年）
1月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
1月25日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
2月15日、中2週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
3月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
9月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。
10月18日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。
10月26日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。
4歳（2015年）
1月1日、中9週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた12戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。
1月29日、中3週で迎えた13戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。
2月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。
3月5日、中2週で迎えた15戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。
3月27日、中2週で迎えた16戦目は、幸手ハッピーハンド賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。
6月30日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。
7月13日、中1週で迎えた18戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、夏木立特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。
7月22日、連闘で迎えた19戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。
8月17日、中3週で迎えた20戦目は、向日葵特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
9月8日、中2週で迎えた21戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。
10月6日、中3週で迎えた22戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。
10月23日、中1週で迎えた23戦目は、道志川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。
11月18日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったエムオーグロリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
12月14日、中3週で迎えた25戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、日高特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。
5歳（2016年）
1月3日、中2週で迎えた26戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
1月26日、中2週で迎えた27戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。
3月1日、中4週で迎えた28戦目は、白富士特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。
7月5日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。
7月27日、中2週で迎えた30戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
8月21日、中3週で迎えた31戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
9月9日、中2週で迎えた32戦目は、伊勢原市公式キャラクター・クルリン杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
10月3日、中2週で迎えた33戦目は、雪ノ下特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
10月17日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の金木犀特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のリヴァロに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
12月15日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。