テイエムエンプレス（1996年生、母イメージオブクラス）

テイエムエンプレス（1996年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したイメージオブクラスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月5日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したピサノメジャールにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラブルースに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、アグネスリオンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたフロムザストーム決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月16日、中3週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月11日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、トーワジョーカーに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宝来城多郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のトウジンジュエルに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（7戦1勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、リトミコバンブーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2000年）

1月30日、中5週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（8戦1勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、最後はエイシンスピードと並んで4着同着となった。

3月11日、中3週で迎えた16戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の小牧特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（10戦1勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5歳（2001年）

1月8日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

1月14日、連闘で迎えた19戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。