フロレンスタイガー（1987年生、母カナデアンホーク）

フロレンスタイガー（1987年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーフライト（当時6歳）と交配したカナデアンホークが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、地方26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

10月1日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた2戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を炸裂させて、最後は2着のグリーンユーユーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳400万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

3歳（1990年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月27日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた11戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は町田義一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月27日、中9週で迎えた17戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水戸賢二騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水戸賢二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で水戸賢二騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のシロキタエスプリに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月17日、中3週で迎えた22戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、東北リーディングジョッキー招待（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は水戸賢二騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた24戦目は、長月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は水戸賢二騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオオショウカイザーから1馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた27戦目は、神無月特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンオールに3馬身の差をつけて制した。

11月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンオールから2馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は水戸賢二騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったファストクニから1馬身差の2着となった。

5歳（1992年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は水戸賢二騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水戸賢二騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3イ（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水戸賢二騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で水戸賢二騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で水戸賢二騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた38戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で水戸賢二騎手（15戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた39戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で水戸賢二騎手（16戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた40戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で水戸賢二騎手（17戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で水戸賢二騎手（18戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で水戸賢二騎手（19戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。